Tuesday, December 19, 2006

山頂より:その3/a peek from the peak #3.

「石油専門家の中にはピークをすでに過ぎてしまった,ピークは今だ、いや、2010年までには訪れるだろうと言う悲観者もいる。楽観的に見ても、2020年とか,せいぜい2030年まで,世界にもう少しだけ,息をつく時間を与えてくれるだけだ」。
これは、OPECの重鎮の一人,リビア国営石油会社の委員長,ショクリ・ガネム(Shokri Ghanem)の発言です。

「しかし、まあ、世界のピーク生産がそれほど遠いことではないという点では、ほとんど合意しているようだ。それはこれから10年のうちに到達するかもしれない。ということは,世界経済が石油に大部分を依存することが出来る時間はあまり残されていないということだ」。
最新のOPECブレティンのp60に記載されているそうです。
ちょっと時間がなくて,原典にあたっていられませんが,todヨーロッパへの寄稿者,ジェローム・ア・パリのデイリー・コスへの記事からの引用です。

時間はあまり残されていないということは,ピーク問題に取り組める時間もあまり残されていないということです。石油にまかせっきりな生活はかなり、危うくなっていることは間違いありません。OPEC内部からの発言を真剣に受け止め、すぐさま、脱アブラな生活の構築に取りかからないと,時間がなくなるぞ。

1 comment:

Anonymous said...

63ページの最後の文章に端的にあらわれてますね。
いやいや、産油国の側から早期ピークオイル論をぶたれるとは...